料理で岡山を想う
岡山が誇る日本三大庭園 「後楽園」その後楽園の催事の一つに観蓮節があります。早朝に開園し蓮の開花を楽しみす。開花の時に「ポンッ」と音がするとかしないとかの噂もある神秘的なひと時です。そんな観蓮節をイメージして
純岡山産ピーチポークにもち米をまぶしふっくらと蒸し
勝英地域で採れる大粒の黒大豆「作州黒」を人参、牛蒡などの野菜とすりつぶし 呉汁風の餡で賞味して頂きます。
岡山県高梁市は幕末から明治にかけてべんがら(酸化第二鉄)の日本唯一の巨大産地であった。
べんがら格子と石州瓦による赤褐色の商家の街並み「吹屋集落」が1977年に岡山県下初の国の重要伝統的建造物群保存地区として選定され現在では周遊型観光スポットになっている。そしてこの地域では古くより「備中杜氏」で知られる酒造りの伝統が育まれている。それらに因んで
洗練された酒粕に岡山の特産「桃太郎トマト」を陰干しして凝縮したコクと酸味でスッキリとした、べんがら色の田舎風スープに仕上げました。
昭和7年に岡山市一宮地区で、西岡仲一さんの発見による品種です。
肉質が緻密で柔らかく多汁で甘味が強いと、非常に優れた品種です。他の白桃に比べ一粒の大きさにも驚きます。岡山育ちの方では、白桃に慣れているので、他の赤い桃を見るとまだ熟れていない様な印象を受けるのも、岡山県民あるある!ですね。
一粒一粒袋掛けし、丁寧に丁寧に育てられた最高品質、もうそれだけで十分なスイーツです。その香り、甘味、白さ、コクを、かたまるか、かたまらないかのギリギリに閉じ込めた、清水白桃の生ぷりんです。
温羅(うら)伝説の中では、鬼とされ討伐されてしまいます。
しかし逆説では、吉備王国の王、吉備津彦命(きびつひこのみこと)その人。
敵対勢力と戦い無念に散っていった英雄…真実はいかに…
そんなミステリアスな歴史ロマンを想像しながらひとかじりいかがでしょうか?
シャリに古代米の一つ、黒米をまぜ、ポリポリと独特の食感に仕上げ、黒ごまで海鮮裏巻きにしました。
黒米には、カルシウムや、カリウムなどのミネラル分、ビタミンB群がたっぷりと含まれています。
夏が旬の野菜ですが、日持ちが良く、冬まで貯蔵できる事から冬瓜といいます。
ラグビーボールの様な楕円形で大きな野菜、インドが原産で奈良時代にはもう日本に存在していたようです。
ほとんどの成分が水分ですが、比較的カリウムが多い様です。高血圧予防や利尿作用による、むくみ改善の効果があり、大きくても他の瓜類と同じ様な効果があります。
岡山県は、沖縄、愛知に続いて、生産量第3位です。
夏の暑い、食欲の落ちる日に、爽やかな青柚子の香りがする、冷やし餡でいかがでしょうか?
岡山の千両茄子は、あまり知られていませんが、岡山県の野菜出荷額、第1位です。そして全国的にも品質の良さに定評があります。
秋茄子はもちろん、初夏のなめらかな肉質と、皮をむいた時の鮮やかなエメラルドグリーン。
この鮮やかな千両茄子を蜜煮にし、アクセントの効いたブルーチーズに合わせると、爽やかな甘さが相性ピッタリです。
『雄町と地酒の祭典2014』の出店に当たり考案した
鰆のいり焼き丼
日生地方に伝わる郷土料理「鰆のいり焼き」
新鮮な鰆を薄く切り、甘辛く調味したたれにくぐらせ、火のとおらぬ半煮えの状態で頂く料理があります。
その料理を元に丼風にアレンジしました。
脂ののった秋口からの鰆にシッカリとした、味をつけ半熟卵の黄身をソース代わりに絡め、食べ応えのある丼としました。