倉敷い草を訪ねて。
今回は倉敷市西阿知にある
倉敷いぐさ 今吉商店 様 の作業場を見学させていただきました。
岡山県(備中国倉敷周辺)の藺製品の歴史は古く、第14代天皇仲哀天皇、神功皇后が熊襲を討ち、都への帰還の途中、現在の倉敷市中庄の辺りに仮泊された際に野草にて『御座』をつくる様勅せられた。
皇后おおいに嘉賞せられ爾後野草を用いてむしろを織るようにと勅諚があった。
現在の『茣蓙」は『御座』より転用されたとの由
-倉敷い草 今吉商店 倉敷いぐさの由来- より
と言うことで、岡山県を代表する民芸品となっております、藺製品。
冬の寒い時に植え、夏の土用に刈り取る。
そして
『岡山県』
を表す手話ではこのい草を編む仕草から表現されております。
まさに、岡山を代表する民芸品の一つです。
現在も時代に寄り添い、コースターやランチョンマットなどのモダンな製品も作られております。
何処か懐かしくもあり、新しくもあり、日本人なら親しみのある香りと思います。
ランチョンマットを敷くだけで、団欒を思い起こす様な明るい食卓となりそうですね。
今回は今吉商店の四代目店主 今吉正行様に歴史、い草業界の現状、機械の事などの、お話を聞かせて頂きました。ありがとうございました。